今回は、いつもと少し違う内容で投稿します。
小学校1年生の娘との、会話で感じたエピソードです。
私は心理学をしっかり勉強した訳ではないので、よくわかっている訳ではないのですが、
皆さんは、“子どもの自己肯定感”について、どう思われますか?
今日のお昼休み、職場のスタッフと話していて、このような会話になりました。
「Aちゃんは、いつも自信がなさげな様子で。できているのに、自分では「できない」と、いつも言う。お母さんが、私がいつも家で怒ってばかりいてしまっているから、それが原因じゃないかと言ってて・・・」
それを聞いて、私も自分自身のことを振り返り、ドキッとしました。
私も、毎日、自分の娘を怒っています(汗)
おとといは朝の支度のことで(とにかく遅い)、昨日は宿題のことで(字が汚くて読めない)、今朝も朝の支度のことで(朝ご飯食べながらうろうろする)・・・
娘を怒らない日はありません。(歯科医院では、子どもたちを誉めてばかりなのですが)
もしかしたら、娘の自己肯定感、私がどんどん下げてしまっているのではないかと少し不安になったので、自宅に帰り、夕食を食べながら聞いてみました。
私「ねぇ、まるちゃん。まるちゃんは、何か新しいこととか、ちょっと難しいこととかがあった時に、よし!やろう!って思うか、自信がないからやめておこうって思うか、どっち?」
娘「やろうって思う!」
私「そうなんや。失敗したらどうしようとか思わへんの?」
娘「失敗しても、笑ったらいいやん。」
ふ~ん。なるほど。
私自身は、ちょっとしたことで落ち込んだり、気にしたりする性格ですが、どうやら娘は違うようです。
その時の会話はそれで終わったのですが、お風呂に入った時、続きを聞いてみました。
私「ねぇ、まるちゃん。さっき、失敗しても笑ったらいいって言ってたけど、なんでそう思うの?」
娘「だって、失敗して泣いたら、悲しくなるやん。」
私「うん。たしかにそうやけど。そう思うようになったのは、なんで?誰かにそう教えてもらったから?」
娘「う~ん。自分で考えた。」
私「そうなんや。実はさ、ママ、毎日まるちゃんを怒ってばっかりやんか。それでな、怒られてばっかりの人って、自分への自信がなくなって、やってみよう!っていう気持ちも薄れてしまうみたいやねん。まるちゃんは怒られてばっかりやのに、なんでやってみようって思えるのかなと思って。」
娘「見守ってくれる人がいっぱいいるから。」
私「見守ってくれる人って誰?」
娘「ばぁば、じぃちゃん、ママ、おとちゃん、おばあちゃん、天国のおじいちゃんとおばあちゃん。」
私「そっか。いっぱい見守ってくれる人がいてよかったね。」
娘「うん!」
毎日怒ってばかりの私は、ちょっとホッとしました。
娘にとっては、周りの大人に見守ってもらえていると思えることが、自分への自信に繋がっているようです。
毎日、娘に怒ってばかりいる私ですが(本当は怒りたくない)、穏やかな気持ちで(忙しいときは難しいけど)、娘の成長を見守ってあげたいと改めて感じました。
子どもを育てながら、自分が育てられている感覚です(*^_^*)
歯科衛生士 辰巳光世

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