それぞれの歯には表側や裏側、溝などがあり、様々な形をしていますが、むし歯のなりやすさはどの場所も同じでしょうか?

実は、それぞれの歯には、むし歯になりやすい場所、むし歯になりにくい場所が存在します。

そのため、歯みがきをするときには、全部の歯を同じようにみがくのではなく、むし歯になりやすい場所を重点的にみがくことが大切です。

そこで今回は、むし歯になりやすい場所についてお話します。

むし歯になりやすい場所は?

むし歯になりやすい場所は、主に以下の3つです。

■奥歯の溝

奥歯のかみ合わせの面には溝があり、汚れがたまりやすいです。

歯ブラシの毛先が届きにくく、しっかり磨いているつもりでもきれいにプラークが落とせないこともあります。

とくに、生えはじめの奥歯はまわりの歯より頭の高さが低いので、磨きにくさが増します。

乳歯の奥歯が生える1~3歳、永久歯が生える6歳前後はとくに注意が必要です。

■歯と歯の間

歯と歯のすき間があいている場合は歯ブラシでプラークを落とすことができますが、歯と歯の間がせまい場合は、歯ブラシが直接当たらないため、プラークを落とすのは困難です。

その場合は、デンタルフロスを使うとプラークを落とすことができます。

特に、乳歯の1番奥の歯(第二乳臼歯)と、奥から2番目の歯(第一乳臼歯)との間はむし歯になりやすいので、歯と歯の間のケアも日常的に取り入れましょう。

■歯と歯ぐきの境目

歯は、丸みを帯びた形をしており、歯の付け根のあたりはくびれています。

この歯の付け根の部分にプラークが溜まりやすく、プラークが残っているとむし歯だけでなく、歯肉炎にもなりやすくなります。

歯と歯ぐきの境目を意識してみがくことが大切です。

歯みがきがしにくく、プラークがたまりやすい所がむし歯になりやすい場所です。

プラークがつきやすく、みがきにくい場所を、重点的にみがくようにしましょう。

生えたばかりの歯はとくにむし歯になりやすい!

乳歯、永久歯ともに、生えたばかりの歯の質はとても弱く、むし歯になりやすいです。

また、完全に生えるまでは周りの歯よりも歯の頭が低いため、プラークがつきやすく、歯みがきもしにくいので、むし歯リスクが高くなります。

まとめ

むし歯になりやすい場所を意識して毎日の歯みがきを行うことが大切です。

歯ブラシが届かない奥歯の溝にはワンタフトブラシを使用したり、歯と歯の間にはデンタルフロスを使用して、適切にプラークを除去できるようにしましょう。

また、上記の場所にくわえて、歯の質や歯並びなどは人ぞれぞれ違うため、むし歯になりやすい場所は異なります。

歯科医院で、自分のお口にあった歯磨きの仕方を教えてもらってくださいね。

歯科衛生士 辰巳光世