テレビをみたり、なにかに集中したりしているときにお口があいている子どもたちをよく見かけます。

実は、私の娘もそうです。

娘が当時3歳、保育参観に行ったときに撮った写真。

さかな釣りをしています。

さかなを釣ろうと一生懸命になっていると・・・だんだんお口があいてきました。

そして、なんと、舌まで出てきました∑(゚Д゚)

目は真剣、お口は無意識でこうなっています。

口呼吸の原因

口呼吸になるのには、次のような理由が考えられます。

・鼻がつまっている
・アレルギー性鼻炎などがある
・鼻腔(びくう)がせまい
・扁桃(へんとう)が大きい など

大きくお口があいていると分かりやすいですが、ほんの少しだけうっすらと口をあけて口呼吸している場合もあります。

その場合、周りがなかなか気づかないこともあります。

では、どうやって口呼吸しているかを見分ければいいのでしょうか。

ポイントは、子どものくちびるを見ることです!

口呼吸していると、くちびるは乾燥しています。

なかには、夏でもくちびるが乾燥してカピカピになっていて、毎日リップがかかせないと言っている子もいます。

呼吸の基本は鼻呼吸

鼻は呼吸器、口は消化器なので、そもそもそれぞれの役割は違います。

鼻は、細い血管が集まった粘膜で覆われているので、吸った空気を温めたり、加湿したりなどの役割をしています。

また、粘膜から分泌される粘液や、表面に生えた繊毛によって、ほこりやウイルスなどの異物を吸着・除去する機能も持っています。

鼻は、加湿器や空気清浄機のように働いて、身体を外気から守っています!

口呼吸の弊害

一方、お口にはそのような役割や機能はありません。

口呼吸をしていては、花粉やほこりなどのアレルゲンや、不衛生な空気が、冷たいままお口から肺に入ってきます。

そのため、風邪などのウイルスに感染しやすくなったり、アレルギー症状、喘息、中耳炎などさまざまな疾患の引きがねになったり、悪化させる危険が高まります。

また、口呼吸はお口の中が乾燥するため、むし歯や歯肉炎が起こりやすくなります。

顎の発育も妨げられるので、注意が必要です。

まとめ

子どもの普段のお口や、くちびるの状態をみて、口呼吸しているかどうか確認してみてください。

「お口をとじようね」の声かけをすることも大切ですが、口呼吸になる原因があると、お口をとじることはむずかしいです。

お口をとじて鼻呼吸するためには、鼻が通っている必要があります。

そのため、

・鼻が詰まっている
・アレルギー性鼻炎などがある
・鼻腔(びくう)がせまい
・扁桃(へんとう)が大きい

などがある場合は、耳鼻咽喉科で相談してみてくださいね。

歯科衛生士 辰巳光世